お客様が順調に来店してくれているときは安心できます。
ですが、ふと来店が落ち着いてきたとき、
「もしかして、いまの自分の技術だけでは足らないのかも…」
と不安になる瞬間は、一人サロンを運営していると誰にでも訪れます。
そんなとき、地域のサロン広告サイトやSNS、YouTubeを見ては
「すごい人がたくさんいる」
「お客様は、みんなあちらを選んでいるのでは?」
と、比較してしまい、自信をなくしてしまう。
そして
「もっと学ばなければ」
「資格を取らなければ安心できない」
と、気づけば“学び続けることで不安を埋める状態”になってしまう。
こうしたご相談は、実際にとても多く寄せられます。
もちろん、技術や知識を学び続ける姿勢は大切です。
ですがその前に、必ず立ち止まって確認してほしいポイントがあります。
それが、今回お伝えする 3つの視点です。
最初に確認すべき3つのポイント
① お客様の目的を把握し、「不調」と感じている部分の原因を見立てられているか?
② いつもと同じ施術で良いのか? 変える場合、その理由を分かりやすく説明できているか?
③ 今回できたこと・今後の状態・自宅での過ごし方・次回来店の目安を、納得感をもって伝えられているか?
① お客様の目的を把握し、「不調」の原因を見立てられているか?
お客様の目的を把握することは、施術以上に重要です。
なぜなら、多くの不調は長年の生活習慣の積み重ねによって起こっているからです。
たった1回の施術で根本的に改善するものではない、
それはお客様自身も、どこかで分かっています。
もちろん、施術後に
「楽になった」
「変化を感じた」
という実感があることは、サロンとして必須です。
例えば「ダイエット」が目的の場合。
リンパケアによって巡りが整うと、体のラインが一時的に大きく変わることがあります。
その変化にお客様が喜んでくださるのは、とても嬉しいことです。
ですが、
その変化が“なぜ起きたのか”を整理できていなければ、目的達成にはつながりません。
原因が生活習慣にある場合、
今日の結果は、数週間〜1ヶ月ほどで元に戻ってしまうことも少なくありません。
ここで必要なのが
「技術」ではなく
目的と原因を結びつけて考える視点です。
② いつもと同じ施術で良いのか? 変える理由を説明できているか?
お客様の不調の原因が見立てられると、
本来、施術内容は毎回同じにはなりません。
たとえば
・体調の変化
・緊張が強い部位
・負担がかかっている生活背景
こうした要因によって
力加減や手技の選択は変わって当然です。
それを
「今日はこういう状態なので、ここを優先しますね」
と、お客様に分かる言葉で説明できているか。
この説明がないまま施術をすると、
お客様は
「今日は軽い施術だった」
「今日はしっかりした施術だった」
という“感覚”だけで判断するようになります。
ともすれば、
「日によって施術が変わる安定しないセラピスト」
という、思いとは真逆の誤解を生む危険性もあります。
説明できるかどうかは、
技術力以上に信頼に直結する力です。
③ 今回の施術でできたことと、今後の流れを説明できているか?
再び「ダイエット」を例にします。
リンパケアによって体のラインが変わったとき、
・なぜ1回で変化が出たのか
・この状態が、どのくらい続きそうか
・日常生活で何に気をつけると良いのか
これらを整理して伝えられているでしょうか。
さらに
・目的達成までに考えられる期間
・来店ペースの目安
これを
「売上のため」ではなく「お客様の目的のため」に説明できるかどうか。
ここができてはじめて、
セラピストとお客様は win-winの関係になります。
「なんとなく通う」ではなく
「必要だから通う」
そう感じたお客様は、自然とリピートしてくださいます。
なぜセラピストは技術先行になりやすいのか?
技術や知識は、マニュアル化しやすく、学びやすい。
これは教育の背景として、自然な流れです。
また、セラピストという仕事は
・綺麗
・素敵
・憧れられやすい
写真や動画で見るインパクトのある技術は、とても魅力的に映ります。
ですが、実際にサロンに来られるお客様は
年齢も、体調も、生活背景も、悩みもさまざま。
同じ技術を当てはめ続けていると、
いずれ
「これで本当に良いのだろうか?」
という違和感にぶつかります。
その違和感は、
技術不足ではなく、視点の整理不足であることがほとんどです。
本当に必要な、セラピストの能力とは
セラピストに本当に必要なのは
見立てる力と、説明する力です。
・目的を把握する
・原因を見立てる
・技術と知識を使って施術する
・その内容を、お客様が理解できる言葉で伝える
納得したお客様が、リピーターになります。
来る理由が分からなければ、
どんなに技術があっても、選ばれ続けることはできません。
「最近、少し停滞している気がする」
「このままではいけない気がする」
「何か身につけなければと焦っている」
もし、そんな感覚があるなら、
資格を増やす前に、まずは
この3つのポイントを見直してみてください。
もしも、
「自分はもう少し悩みが深い…」
「本当にこのままで良いのか?」
と迷ってしまっている方には無料PDF
「一人サロンの運営が上手くいかなくなる時に起こっている思考の癖」
がお役に立てるかもしれません。
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不調を「技術でどう整えるか」ではなく
「体をどう見立て、どう判断するか」を学びたい方へ。
BERILUでは、思考から整えるための学びの場をご用意しています。
いまの自分に必要なものなのかだけでも確認してみてください。
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