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セラピストのための身体とリンパの基礎知識
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肩こり症状マップ

■ 肩こりは「3つのタイプ」に分けて考える

① 作業型肩こり(腕から肩へ疲労が伝わるタイプ)

特徴
・腕の使いすぎにより、上腕〜前腕、手の平の筋肉が硬直
・上腕神経叢への負荷 → 肩・肩甲骨の筋緊張へ連鎖
・利き手側に強く出る

よくある職業:美容師/調理師/介護職/リラクゼーションセラピスト など

② 姿勢型肩こり(スマホ首・巻き肩タイプ)

特徴
・頭が前に出て頚椎に負荷
・胸鎖乳突筋・斜角筋・肩甲挙筋が硬直
・頚椎7番の突出
・呼吸が浅く、鎖骨下リンパが滞りやすい

よくある方:デスクワーク/スマホ・PC・ゲーム時間が長い人/子どもにも増加中

③ 内臓型肩こり(胃腸疲労が原因のタイプ)

特徴
・食べ過ぎ・早食い・不規則な食事で胃腸が疲労
・横隔膜が固くなり、呼吸が浅くなる
・腹部〜背中の筋緊張が肩へ連鎖
・特に左肩が重くなりやすい(胃の位置が関係)

よくある方:満腹まで食べる習慣/早食い/甘い物・油物が好き/ストレス過食

■ セラピストが見るべき「チェックポイント」

  • 全身バランス
  • 肩の左右差(利き手の確認)
  • 頭の位置(前に出ていないか)
  • 肩甲骨の可動域・位置
  • 胸の張り具合(巻き肩)
  • 呼吸とリンパ
  • 呼吸の浅さ(横隔膜の硬さ)
  • 鎖骨下の圧痛
  • 脇(腋窩リンパ)の硬さ
  • 肋骨の動きの悪さ
  • 原因別ポイント
  • 作業型:腕(前腕・上腕)の硬さ
  • 姿勢型:首前側(胸鎖乳突筋)・斜角筋
  • 内臓型:腹部の張り/背中の胃倉(特に左)

■ 肩こり改善の「施術の優先順位(施術フロー)」

1️⃣ 呼吸を改善する(最優先)

  • 横隔膜ゆるめ
  • 肋骨リリース
  • 脇のリンパ節ほぐし
    → 呼吸が深くなると、肩周りは緩みやすくなります。

2️⃣ 神経の通り道(腕・首)の緊張をゆるめる

  • 上腕〜前腕の筋緊張を解放
  • 首のストレッチ(胸鎖乳突筋・斜角筋)
    → 筋肉ではなく“神経の流れ”を整えるイメージ。

3️⃣ 原因別の重点ケア

作業型

  • 前腕→上腕→肩の順でゆるめる
  • 利き手側を長めに
  • 腕や手の疲労を取るほど肩が軽くなる

姿勢型

  • 首前側(胸鎖乳突筋・斜角筋)
  • 胸(大胸筋・小胸筋)
  • 鎖骨まわりのリンパ
    → “胸を開く” がポイント。
  • 内臓型
  • 腹部の硬さを取る
  • 肋骨まわり
  • 背中の胃倉(特に左)
    → 肩は「結果」であり原因はお腹にあります。

4️⃣ 最後に肩を触る(仕上げ)

  • 肩は最初に触らない
  • 原因のラインが緩んだ後の“仕上げ”としてケア
    → 持続性の高い施術が可能に。

■ 医療機関を勧めるべきケース(信頼されるセラピストへ)

  • 片側だけのしびれが続く
  • 頭痛を伴う肩こりが頻繁
  • 腕の脱力・痺れ
  • 事故・転倒後から痛みが続く
  • 強い痛みで触れない

必要に応じて医療連携をすすめることは、
クライアントの信頼を得る重要ポイントです。

まとめ:肩こりは“肩だけを施術しても改善しない”

✔ 原因は「腕・首・姿勢・内臓・呼吸」にある
✔ 肩を最後にケアすることで改善スピードが早い
✔ 全身を見て根本施術できることが、プロセラピストの価値

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